近頃、店頭で『えっ!?これもバラなの!?』という
お客様の声をよく耳にします。
花屋で働いていても、見たことののない品種が常に入って来ているほど、
実に多種多様なバラ…。
元々は、野生種8種を先祖とします。
交配・改良が進み、19世紀半ばには約3000種、
現在では10万種とも、20万種とも言われています。
ビックリ!!!
ちなみに野生8種の中には、“黄色”は存在していなかったそう。
今では、黄色どころか、絶対に不可能と言われていた“青いバラ”、
はたまた、虹色のバラ、温度差で色の変わるバラ、光るバラでさえ
見かけるようになりました。(人工的に染色されたものですが。)
古くは、古代バビロニア時代、今から4千年以上も前から
人々に愛されているんですね。
まさに『花の女王』の異名に相応しい花です。
咲き方を見ても
・一重咲き
・半八重咲き
・八重咲き
・平咲き
・カップ咲き
・ロゼット咲き
・クオーター咲き
・ポンポン咲き
・剣弁高芯咲き
・半剣弁高芯咲き
・丸弁抱え咲き
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と、こんなにたくさんの分類がされています。
人類のバラに対するこだわりはすごいです!!
著名人から品種名を取ることも多く、
ジャンヌ・ダルク、ナポレオン、リンカーン、ジョン・F・ケネディー、
マリリン・モンロー、クリスチャン・ディオール…
日本では、皇后美智子、皇太子妃雅子、
更には、渡辺美里、大地真央、黒柳徹子…
“つくばエクスプレス”なんていう名前のバラも…!!
花言葉も、花だけでなく、葉、とげ、しおれたものにまで
ついています。恐るべし、バラ…
中国では、本数にも意味(花言葉)があります。
1本→私にはあなただけ
2本→両想い
3本→愛しています
13本→秘めた恋
33本→3度生まれ変わっても、あなたを愛します
101本→唯一の愛
108本→プロポーズ
365本→毎日想っています
999本→天に届くほどの愛
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紹介しきれませんが、まだまだたくさんあります。
バラを見かけたら、少し意識してみると面白いかもしれませんね。