春の七草は、お正月の終わりのイベント!?として有名ですが、秋の七草ってなんだか地味なイメージで知らない人も多いのでは?
まず、秋の七草とは・・・・
女郎花 おみなえし
尾花 すすき
桔梗 ききょう
撫子 なでしこ
藤袴 ふじばかま
葛 くず
萩 はぎ です。
山上憶良が万葉集の中で詠んだ
「秋の野に 咲きたる花を指折り かき数えれば 七草の花」 から続き
「萩の花 尾花葛花 瞿麦の花 をみなえし また藤袴 朝貌が花」
2首の歌が由来とされています。
歌の中で瞿麦はなでしこ、朝貌は現代ではキキョウをさしています。
実用的で、食べても楽しめる春の七草と違い、秋の七草は観賞して楽しむ風流の要素が強いんですね。
七草が秋の野原に咲く頃には、夏の暑さも和らぎ涼しくなって心にも余裕が出てくるのではないでしょうか・・・・
秋の夜長を花や月を愛でながら楽しむなんて素敵ですよね。
しかし、最近では七草すべてを都会生活の自然の中で見つけるのは難しくなってきてるのは寂しいですが・・・
でも、七草すべてを見つけられなくても、季節の移り替わりを感じながら花を愛でる風流の気持ちは現代にも受け継いでいきたいですね。
もうすぐ十五夜、部屋の明かりを消して、お花とお団子を飾って秋の夜を楽しみましょう!