お正月

2011年はいろんな事がありましたが、みなさんは良い年でしたか?
お正月といえば、お年玉、お餅、凧あげなど楽しい事がいろいろありますね。
今回はお正月によく目にする「南天」と「松」をご紹介します。

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南天とはメギ科ナンテン属の常緑低木で、日本や中国などでよく見られる植物です。
この南天は中国では古来、「南天燭」「南天竹」などの名前で呼ばれており、日本名の「ナンテン」は中国での名称を簡略化したものなのです。これがなまってナルテン、ナッテン、ナピテンとも呼ばれるようになりました。
ちなみに、南天燭の「燭」は南天の実が「燭~ともし火」のように赤いこと、南天竹の「竹」は株立ちが竹に似ていることからこう呼ばれるようになったそうです。
また、赤い実をつける南天は鳥の大好物なので、食べ物の少ない冬にはこの赤い実が鳥にとって「燭」に見えるという由来もあります。
日本では南天が「難転~難を転じて福となす~」に通じることから、縁起木として愛されてきました。

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続いて、松をご紹介します。
松は鶴亀と共に長寿のシンボルとして、松飾や掛け軸には無くてはならないものです。
二葉の松は針葉(細長い葉)が2本セットになっており、仲の良い夫婦にたとえられています。最も一般的なアカマツやクロマツがこれに当たります。
五葉の松もあり、これは針葉が5本づつセットになっています。キタゴヨウ、ハイマツ、チョウセンゴヨウなどがあります。
また、アメリカには三葉の松もあります。日本に植栽されているものではリギダマツ、テーダマツなどがあります。
面白いことに、二葉も三葉も五葉もまとめると1本の丸い棒の様になります。

南天と松には『幸福』という意味があるため、お家に飾る方が多いようです。
みなさんもお正月を迎えるにあたり、飾ってみてはいかがですか?

2012年がみなさんにとって、素晴らしい年でありますように。

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