プリザーブドフラワーとは ~2022年おすすめプリザーブドフラワーギフト~

当店でも人気の高い「プリザーブドフラワー」生花・ドライフラワーとは違う風合いが楽しめるので、とてもおススメ。

聞いたことはあるけれど実際どんなお花なの…?ギフトに選ぶにはどんなものがいいの…?このページでは、プリザーブドフラワーの保存方法やお手入れ方法について解説しつつ、よくある疑問についてもお答えします。

当店オリジナル商品のご紹介もありますので、ぜひギフト選びの参考になさってください。

 

プリザーブドフラワーとは

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どんなに美しい花でも、生花は飾っていくうちに元気がなくなり枯れてしまいます。それに対して、お手入れが簡単な上に、長く美しさを保つことが出来る花——それがプリザーブドフラワーです。

プリザーブドフラワーには「花が枯れることなく、その美しさを保つ」という特徴があるのです。

 

プリザーブドフラワーの歴史

 

1991年にフランスのヴェルモント社が「寿命の長い花」と銘打って販売したのが始まりです。世界中のフラワーデザイナーたちがその画期的な発明に注目し、自分たちの作品に取り入れたことでヨーロッパ中で知名度が上がりました。

日本には1993年頃に伝わり、ウェディング業界やフラワーアレンジスクールでその存在が広まりました。その後、2003年に国内で初めて、大地農園がプリザーブドローズを自社開発して販売し、日本国内でも注目を集めるようになりました。

このように意外にもその歴史は浅いので、これからも技術開発が進み、新しい種類のプリザーブドフラワーが生まれることが期待されます。

 

使用する花の生産国とその特徴

 

プリザーブドフラワーに使われる生花はバラが最も多く、需要の約90%を占めています。バラはアジアやヨーロッパ、南アフリカなど世界各国で生産されていますが、日本では、人気のエクアドル産やコロンビア産を使うことが多いです。エクアドル産のバラは高級バラの1つで、その品質の高さが評価されています。

エクアドルは赤道直下に位置するため、日本のような四季はなく1年を通して気温が高い地域です。しかし、南北に連なるアンデス山脈は1年を通して雪が降っており、エクアドルはその雪解け水の恩恵を受けて質の良い花の生産ができるのです。バラは1日の気温差が大きいほど大輪になるため、その気温差がこの地域のバラを美しくしています。

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また、バラだけではなく、花びらが散りにくいカーネーション、ランやアジサイや菊などもおすすめです。もちろん花だけではなく、グリーン・実物・モス・枝物など多種多様なラインナップがあるのも魅力です。

 

プリザーブドフラワーの作り方

 

ふつう、生花は花に含まれているポリフェノールやセルロースが作用して、約1週間程度で褐色して枯れてしましまいます。

プリザーブドフラワーは、脱水・脱色の作業により、そのポリフェノールやセルロースを抽出して、枯れない生き生きとした姿を保てるようにしたのです。

高濃度のエタノールに生花をしっかりと浸して密閉し、お花の種類や大きさにより様子を見ながら脱水・脱色をします。この作業により、長く美しい姿を保つ花を作り上げるのです。脱水・脱色が終わると、着色をしていきます。

着色にはグリセリンを利用します。このグリセリンとは、無色透明の粘り気のある液体で、高い吸湿効果を持つことから、化粧品や軟膏の保湿成分として使用されています。脱水した花がグリセリンを吸うことによって、元の水分とグリセリンが置き替わり、生花のような自然で鮮やかな色合いが現れ、着色が完了した後にしっかりと乾燥すると、美しいプリザーブドフラワーが完成します。

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プリザーブドフラワーの保存期間

 

プリザーブドフラワーは、本場ヨーロッパでは10年は持つと考えられています。しかし、高温多湿の日本では保存期間が短くなる傾向にあります。日本のプリザーブドフラワーの寿命は3~5年程と言われています。

寿命といっても、花が枯れたりボロボロになるわけではありません。退色といって、花びらの色が褪せてしまうのです。しかし、高温多湿や直射日光(紫外線)を避けた環境で保存すれば、日本でもヨーロッパのように長持ちさせることが可能です。

 

プリザーブドフラワーの保存方法

 

劣化の原因は高温多湿に加え、温度変化にもあるため、なるべく温度や湿度を低く安定させることが大切です。適度な風通しは必要ですが、多湿と同じように乾燥も嫌います。冷暖房エアコンからの除湿・乾燥した風が直接あたらない、窓から離れた日の当たらない場所を選んで飾ることをおすすめします。

生花とは違って枯れませんが、アーティフィシャルフラワー(造花)ではないので傷んだり劣化はします。その劣化をいかに緩やかなものにできるか、これがプリザーブドフラワーを保存、管理する上で重要なポイントとなります。

 

プリザーブドフラワーのお手入れ方法

 

高温多湿の環境に置くとカビが発生して急激に劣化してしまうので、カビを発生させないことが大切です。カビは、ホコリに水分が付着すると発生しやすくなるため、定期的にホコリを取り除くことがお手入れの基本です。空気が乾燥するからと、加湿器やスプレーなどによる給水は必要ありません。水を与えてしまうと却ってカビやすく、傷んで保存期間が短くなってしまうので、空気が乾燥しても水やりは絶対にNGです。

花びらを見て透けたように見えた場合は、主に湿気が原因なので、比較的湿度の低いところに移動させましょう。

定期的なお手入れ方法は毛の柔らかい筆やブラシなどを使い、軽く払うようにホコリを落とすだけで十分です。ホコリを落とすには、メイク道具のチークブラシや、手動で空気を送るカメラレンズ用のブロアーなどがおすすめです。頑固なホコリはなかなか取れないものですが、力任せに擦り落とそうとすると傷めてしまいます。根気良くブラシやブロアーで落とすことが大切です。

生花と違って水分が少なく、簡単にカビたり傷むことはありませんが、花びらは切れやすいため、力加減に注意してください。常に優しく赤ちゃんの肌に触れるようなイメージで、負担を掛けないお手入れを心掛けたいものです。

 

プリザーブドフラワーギフト

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生花をプレゼントすると、お花に詳しくない人はお手入れなどを面倒に感じてしまうかもしれません。また、新鮮なものである必要があるため、渡す直前に用意する必要もあります。生花はみずみずしいのが魅力ですが、扱いやお手入れが難しい場合もあり、贈る方によっては躊躇してしまうこともあるでしょう。

その点、プリザーブドフラワーであれば、花のみずみずしさはそのままに、お手入れの手間だけを省くので気軽にプレゼントできます。お花に興味がなかった人も部屋に飾るようになれば、植物を身近に感じるきっかけとなるかもしれませんね。最近では、お供えのお花もプリザーブドフラワーにする方が増えてきています。幅広いカラーバリエーションがあるので、故人が好きだった色を飾るのも素敵です。

同じように長期保存が可能なものにドライフラワーがあります。プリザーブドフラワーは、ドライフラワーのようにパリパリ乾燥した質感を持たないのでニュアンスカラーとの相性が良く、ナチュラルやフェミニンな雰囲気によく合います。

実際、日本人にはパステルカラーのような柔らかい色合いのものが特に人気です。着色しているため、自然ではなかなか見かけないような色の実現が可能なのも、プリザーブドフラワーを選ぶ愉しみと言えます。

プリザーブドフラワーギフトのおすすめ

ジェルフラワーでは10年以上前から、オリジナルデザインのプリザーブドフラワーを販売しています。お客様の様々なご用途にお応えできるラインナップを取り揃えています。ここでは、ご用途ごとのおすすめ商品をご紹介します。

<お誕生日・年祝い>

ご用途として最も多いのがお誕生日、還暦などの年祝いです。プリザーブドフラワーには生花には無い色があるのも魅力の1つなので、相手のイメージに合った色・デザインを選んでみてください。年祝いには還暦=赤、古希=パープル…などのイメージカラーから選ぶのもおすすめです。

おすすめ商品は、「ルコルディ」。温もりのある木製のフォトフレームにプリザーブドフラワーを施しており、片側にはお好きな写真を飾ることが出来ます。普通のフォトフレームより華やかで、インテリア性も高いのが魅力的です。ブルー系であれば男性にも贈れますし、大切な思い出を残すのにはぴったりの商品です。もう1つは、「ビアンカ」。バラ2輪をメインにパールとリーフを添えており、特に女性にはおすすめの上品なデザインです。縦置きと平置きの2パターンで置くことが出来ます。飾る場所を選ばないコンパクトなサイズ感で、お部屋の限られたスペースでも飾れます。

<記念日・プロポーズ・結婚祝い>

プリザーブドフラワーは長持ちすることから、『永遠』という意味も持っています。そのため、大切な記念日やプロポーズ・結婚のお祝いにもおすすめです。

人気商品の「ヴェール」は、プリンセスのガラスの靴をモチーフにデザインしています。プリンセスのような幸せが訪れますように…そんな気持ちをお届けします。優しく華やかな色合いのピンク、幸せな結婚を願うサムシングブルーにちなんでブルーなど、こちらも相手に合わせた色選びをしましょう。「ハートバスケット」「モンプチクール」は、相手への気持ちを形にしたハート型のアレンジです。愛情・I love youなどの花言葉を持つ赤バラは特に、このハートの花器との相性が良く人気もあります。普段、言葉で気持ちを伝える機会がない方などは、お花で気持ちを伝えるのも素敵ですよ。

<お供え・お悔み>

お葬式の場や枕花などの供花や仏花は生花で贈るのが一般的ですが、親しかった方の周回忌やご自宅のお仏壇などにお供えするお花として、近年プリザーブドフラワーが人気となっています。やはりお手入れが簡単であり、色褪せることなく飾れることがその理由であるようです。そこで、ジェルフラワーでもお供えのプリザーブドフラワーをご用意しています。

「蓮花」はブルー、むらさきの2種類からお選びいただけます。お供えにふさわしく控えめの色使いで、菊や蓮の実を使用した和風テイストの商品です。贈り物にもご自宅用にもおすすめです。「風花」は黒い花器が高級感のある商品です。こちらはピーチ、むらさきの2種類からお選びいただけます。シックな色の大きな菊がメインの上品なデザインです。

法人様へのおすすめ

ジェルフラワーのプリザーブドフラワーは、法人のお客様にも様々なシーンでご利用いただいております。その中で特に多いご用途のおすすめを紹介します。

<開店・開業祝い>

法人様がお花を贈るのに最も多いシーンが、開店・開業のお祝いです。「商売繁盛が続きますように…」「これからも末永いお付き合いを…」という願いを込めて贈りましょう。プリザーブドフラワーは香りや花粉がないので、飲食店や美容・医療関係の会社やお店などにもおすすめです。相手のコーポレートカラーなどを選んで贈るのも喜ばれるでしょう。
ただ、赤い色は火事を連想させるということで、赤のみのアレンジは避ける方がよい場合もあります。相手の内装や雰囲気を事前に聞けるならば、確認するとなお良いでしょう。

<応接室・受付に飾る>

自社に飾る目的でプリザーブドフラワーを選ぶ法人様も少なくありません。お客様をお迎えする受付・応接室などに飾るだけで、パッと場を明るく華やかにして、インテリアにまで行き届いた印象を与えます。

おすすめは「トーシェ」や「ローズガーデン」のようなフレームタイプのプリザーブドフラワーです。フレームタイプは、立て置き・平置き・壁掛けの3パターンの飾り方が出来ます。どんな場所にも飾れるのが嬉しいポイントです。特に「ローズガーデン」は、ジェルフラワーのプリザーブドフラワーのラインナップの中で最も大きく、たっぷりとお花が入っているタイプですので、広い場所でもしっかりと存在感があります。お客様とのお話のきっかけにもなりそうですね。

ジェルフラワーではこの他にも、季節ごと、母の日・父の日・敬老の日・ひなまつり等のイベントごとにも、限定商品を皆様にご提案しています。お祝いしたい相手のイメージに合わせたプリザーブドフラワーをぜひ贈ってみてください。

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