花の産地訪問レポート(伊豆大島編)!「大島産ブバルディア」

皆さんは「ブバルディア」というお花をご存じですか?もしかして見たことはあるかもしれませんね。

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ブバルディアは切り花として主に流通しており、ブーケやアレンジメントに人気のお花です。蕾は四角形で、十文字のようなお花を咲かせます。ひとつひとつのお花は小さくて、これらがまとまって咲くのが特徴です。耐寒性があまりないので温暖な気候で多く栽培されています。

 

この度、ブバルディアの産地である伊豆大島の生産者さんのお話を聞くことが出来ました!

生産者:伊豆大島の花 駒村晃司さん(30歳)

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大島みらい農園で2年間の研修を経て、現在農園を構えて3年目だそうです。

1年目は害虫との闘い、2年目には害虫駆除に成功、3年目の現在は、ブバルディアの長さを出すことに成功。ブバルディアは長さのある方が高級なのだそうです!ブバルディアは、ビニールハウスに電気をつけて陽が長いと勘違いさせると丈が伸びます。また、夕方シェードをかけて、日が短くなったよと知らせると「花をつける時期だ!」と認識して、花をつけ始めます。

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また、ブバルディアはエチレンガス(植物ホルモンの一種で、自らの熟成を促す)を出すため、薬で処理をしないと長く持たないそうです。そのため、収穫したらまず最初に切り花延命剤を吸わせます。※この前処理は、アジサイやキンギョソウなどの水揚げの悪い切り花には効果があります。育てて出荷するまでにいろいろな工程があるのですね。

そして、4年目来年の目標『土づくり』だそうです。

 

今回ご紹介した駒村さんのような若い生産者さんもいますが、やはり生産者さんの高齢化による規模縮小や後継者不足で生産量・出荷量が減少しています。そこで、魅力のあるブバルディア生産を大島で確立するため、2019年東京都オリジナル品種が誕生しました!

その名も「東京スター」シリーズ。伊豆大島在来品種とオランダ産の品種を掛け合わせ開発したものです。

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こちらはクリアピンクです。

駒村さんが育てているクリアピンクの収穫は、まさにこれからの11月中旬です。

現在は3品種(シルキーホワイト・クリアピンク・パールピンク)ですが、今後も増やしていく予定のようです。今後もブバルディアの魅力や新品種を、後継者や新しく農園を始める方にPRして、さらなる普及を目指しているそうです。

 

ジェルフラワーでも、大島産ブバルディアを皆様へお届けできれば…と考えています!楽しみにしていてくださいね!!

 

 

 

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