シャコバサボテン

花の少なくなる寒い季節に部屋を華やかに彩ってくれるので、昔から長く親しまれている花です。
サボテンという名前なのでトゲと砂漠をイメージしてしまいそうですが、原産地はブラジル。
なんと標高が1000メートル以上もある山奥で樹木や岩肌に根を張って生きています。
トゲもまったくありません。

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シャコバサボテンの花を上手に咲かせるためには、「摘心(てきしん)」という作業が必要です。
株の元から3~5節を残して、葉を指でくるっとつまみ取ります。
株全体の形が丸くなるイメージで行います。
摘心は春と秋の9月頃の2回行います。
摘心を行うことで株全体にバランスよく花芽がつき、見事な花を咲かせてくれます。
手間をかけた分キレイな花をたくさん咲かせてくれるので、より愛着が湧きます。

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また、シャコバサボテンは昼間の長さが12時間以下になると花芽を作るという、不思議な性質がある「短日植物」です。
室内で育ててる場合、夜も部屋の照明で明るくしてしまうと花芽が作れなくなってしまいます。
なかなか蕾ができないときは、もしかしたら夜間の照明が原因なのかもしれません。
そんなときは、夜の間中ダンボールなどの箱をかぶせて一切の光を遮ってみてください。
1ヶ月ほど続けて行うと、花芽が付いてくるかもしれません。

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シャコバサボテンは品種も多く、色は真っ白~淡いピンク・濃いピンク~
クリスマスにピッタリな真っ赤な品種、白とピンクが混ざった可愛い色など様々です。
この冬はシャコバサボテンを育てて、お部屋を華やかに彩ってみませんか。

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